FF8より 「魔女の儀式」

 

******これはFF8ディスク1 「魔女暗殺」の時のサイドストーリーです

(わたしだって.....やれるんだから......)

(魔女暗殺任務の中で孤立化したリノアは、少しでも中の助けになる為、又自分なりの強い戦う決意を仲間に証明するため単身ガルバディア親善大使、魔女イデアのもとに向かう....)

あの.....今日は父...カーウェイ大佐の娘としてぜひ贈り物があるので、ぜ、ぜひ......

(リノアは魔女イデアの部屋に入り背後からイデアに話しかけた。リノアの目的は魔女イデアの力を抑えるという魔法アイテム「オダイン・バングル」をイデアに着けさせる事。しかし....)

うっ!

(イデアに近づこうとした瞬間リノアの体は弾き飛ばされ宙に浮いた)

......愚かな......

(がくがくっと手が震えるリノア) (う、動けない.......打ち所が悪かった.....かな.....くっ)

自暴自棄の果ての自殺行為か..... くだらない.....

(違う....わたし.....震えてるんだ.....魔女の威圧感に.......)

私の力を抑えようとは...... 小賢しい .....このまま引き裂いて魔女君臨の夜への贄としてやろうか.....

(.......! い、いけない.....逃げなきゃ.......!)

.......ん? お前は....... そうか...... フフ...... 面白い...... (.....魔女の資質を持つ者か.......)

(独り言の様に呟くとイデアは立ち上がりリノアが倒れている場所へゆっくりと歩み始める)

(.......! いや、来ないで........)

(カツカツ) .....小刻みに震える体.... 怯えた目.... 悪くない.....

(助けて......スコール......!!)

(カツカツ)......お前はこれから儀式を受ける ......選ばれた者だけの甘美な儀式...... (カツ.....リノアの前で立ち止まるイデア)

(.....!ああ......)

(微笑を浮かべてリノアの下顎を少し持ち上げるイデア) 怯える事は無い..... お前がこれから感じるのは恐怖や苦痛などでは無く 幻想の狭間での至高の快楽...... (そう言うとイデアはリノアの唇を奪う)

(んんっ........! な....に..... この感覚...... 意識が...... 飛んでいく様な.......)

*******

.......ここは?

(リノアが気がついた時、リノアはイデアの部屋では無くまったく別の場所に立っていた)

......きゃっ、わたし....裸じゃない.....!ち、ちょっと何がどうなって....それに....ここは?

(リノアは辺りを見回すが辺りに広がっているのは明らかに現実世界とは異なる風景だった。否、風景とはとても言えない様な何もない空間があたり一面に広がっており、まるで世界に自分一人しかいないという感覚すら与えていた)

.....異次元.....空間?

.....物理的な現実世界と異なる....という意味では正しいな.....

.....だれ?

(リノアが振り向いた先には一人の女性が立っていた)

......ここはアストラルサイド。ここでは精神のみが実体化して存在する世界......そしてこの世界にいるのは私とお前だけ.....

魔女イデア? ....違う...... 一体あなたは......

(我が名は魔女アルティミシア.....だが) ......今ここでお前に答える必要はない......

(そう言うと すっと一度姿を消し)

え?

(リノアがはっと気づいた瞬間アルティミシアはリノアの後ろに密着していた)

.....これから私とお前は魂の儀式を行う

魂の....儀式.....?一体....何を?

(氷の様な冷たい微笑を浮かべ)フフフ.... 怯える必要はない。お前はただこれから私の与える快楽を味わうだけでいい.....(そう言うと魔女の手がそれぞれリノアの胸と下腹部に伸びる)

あ.....!く.......何.....この感じ......(凄く....敏感になってる......!)

ここでのお前の体は精神が実体化したもの。その感度は現実の物とは比較にならない .....だから..... 少し触れただけで..... こんなに......(下腹部を愛撫していた指をリノアに見せつける)

い、いや......(目をそらすリノア)

なぜ目を逸らす?これはお前自身が分泌したものだぞ.....フフフフフ(指をリノアの頬に擦る) それに....こちらの方も硬くなっているみたいだが.....?(胸の先を掴む)

くああっ! やめ.....て......(このままじゃ....わたし.....)

感じているのだろう?素直に認めたらどうだ?

ち....違...... あんっ

ふっ..... 体は正直よな.... お前のもう一つの口は確かに私の指を求めているぞ?

ふぁぁ..... くうっ.....(ダメ....こんなの......)

(......そろそろ頃合いか.......)それではそろそろ本命の儀式に移るか.....フフフ、私と一体化するがいい......

(そう言うとアルティミシアの体が液体の様に変化してリノアを包み込んでいった)

え?な、何?一体何が.......ふぐっ

(アメーバ状になった魔女の精神体はリノアのあらゆる性感帯を探し出し、そして犯していった)

やめ.....てぇぇぇ(力が.....抜けていく.....)

初めての感覚への不安....戸惑い....そして恐怖 やがてそれらも快楽と変わり、甘美な響きとなる

く....は.....あ.......(そんな......一度に......胸も.....耳も.....あそこも..... お尻も...... わたしの感じる所全部.......) はぁ....ん......(すご...い.....こんな......)

魔女と言えど所詮は女....この快楽から逃れる術はない......愛する者の存在すら忘却の彼方に追いやってしまうほど.....

は.....はぁぁぁぁ.....(頭が....真っ白になっていく...)

そして....この快楽の虜となった時....我が儀式は完成する.....

う.....く..... あああ.....(もう...何も考えられない..... .....考えたく.....ない......)

全ての思考を止め 体を流れる快感に意識を集中せよ..... さすれば......

ああ.... いい.... 気持ち.....いい..... はぁあああ(今はただこの快楽だけを..... 感じていたい......)

フフフ.... そうだ..... 従順に受け止めればさらなる快楽がお前を招き入れるだろう

わたし.... もう.... だめ......

.....案ずる事はない それこそがお前が求めた答え.... そして我が求める帰結....

い....く..... いっちゃうっ! いっちゃうぅぅぅぅぅぅぅっ!!!

そう、わたしが求めていたのはこの時..... さあ 私の魂を受け入れよ.....

(イデアの精神体がリノアのものと同化していく)

(魔女がわたしの....心に.....入り込んでくる....逃れられない....ううん......逃れ.....たくない.....んだきっと..... このまま....全てに身を任せて.....)

そうだ..... そのまま私を受け入れよ..... 魔女の抱擁...... 悪くはあるまい?

(.....ああ..... 誰かに抱きしめられている様...... スコール? お母さん? .....いや違う..... 私を抱いているのは...... 恐ろしい魔女...... でも...... 心地いい......)

(次第にリノアの意識が遠のいていく)

(.....儀式は完了した.....これで....お前も心に私...魔女アルティミシアの存在を作り上げた.....お前もイデアと同じく....私の操り人形としての烙印を得た訳だ フ、フフフフフ、フハハハハハ)

******再び現実世界

(まだ意識が戻らないリノアを満足そうに見下ろす魔女イデア(アルティミシア))

.....これで.....保険が出来た....と言うべきか.....もしこの体(イデア)が滅びることになれば....次はお前が我が母体となる......

(そして扉の方を向き、歩き始める)

私は滅びない.....誰も滅ぼせはしない.....

(扉の前で一端立ち止まり)

(現実から目を背け幻想に自らの逃避を求める愚かなる民衆共よ.....この私がお前達に夢を見せてやろう.....生と死の交錯する甘美なファンタジーをな.....)

 

*******おわじ********

 

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