記11月分

 

まっからん

2005年11月3日(木曜日)


右手の骨折は完治はしていないものの、そろそろ酒断ちも解禁しようと、仕事の帰りに前から飲んでみたかったウィスキーを買って帰る。

そして、箱を開けてボトルを眺めていた所に妹がやって来て…。

妹:「これって、ウィスキー?」
俺:「おう。スコッチだ」
妹:「んじゃ、スコッチちょうだい〜」
俺:「……」
妹:「ふん、自分でもありがちで寒いって思ってたわよっ、悪かったわねっっ!!」

そう言って、一方的に逆切れ起こしてスタスタと立ち去ってしまう。

…いや妹よ、俺も店にいた店員の兄ちゃんに、「これ、ちょっとマッカラン(まからん)か?」と尋ねかけてしまったので、お前を笑う資格なんてありません。

ともあれ、買って来たのは、”ザ・マッカラン”の12年もの(700ml入りで、購入価格3780円)。

このザ・マッカラン蒸留所は、ハイランドにある歴史の古い(18世紀から存在してたとされてる)ディステラリーで、シングルモルトの中でも、「スコッチのロールスロイス」とも称され、シングルモルトの最高峰とも言われている名ブランド。スコッチのシングルモルトを飲んでみたいと思った場合の選択肢として筆頭に挙げるに相応しい銘柄ではないかと。

とりあえず、シングルモルトのスコッチで、他の候補としてはザ・グレンリベットにエドラダワー、スプリングバンクなどがあって悩んだものの、エドラダワーはネット通販でしか買えそうにないし、スプリングバンクも高い上に癖が強そうなので、ザ・マッカランで落ち着くことに。
コルクになってる蓋を開けた時の芳香は、やっぱり12年ものだからかそれ程強くはないものの、ロックと水割りで飲んでみての味は、確かに”命の水”と称されただけあるかなぁと。

実際の味は思ったより普通だったんデスが、この場合は敢えて”王道”って言うべきなのかも。口当たりは女性でもすんなりと飲めそうなまろやかさで、甘口でも辛口でも無い(やや甘口より)バランスの取れたテイストは、正に”思い描いていた正当派ウィスキーの味”と言った感じっす。

…って事で、一言で言うなら”期待通りだった”って所っすかね。

今までが、割と個性の強い奴ばっかり飲んでいたので、逆に新鮮味はあったけど^^;。
ともあれ、ロックでも割とグイグイと飲めるし、飽きも来ないのであっさりと空になってしまいそうデスが^^;、口当たりの良さと癖の少なさで、誰にでも勧められるスコッチっす。
値段も、実売価格の相場は税抜きで約3500円前後と割とお手軽だし、シングルモルトの入門向けとしては最適なのかも。

次は、シングルモルトならザ・グレンリベット、ブレンデッドなら”バランタイン”もしくは”シーバース・リーガル”って所っすかねぇ。
  

 

祝♪マザー3正式発表で

2005年11月8日(火曜日)


せっかくだからマザー2でもまた始めてみようかと思い立つのと同時に、何年か前に書き殴っていたこんなDOMARAが出てきたので掲載してみる。

…とゆーか、ゲーム中の実話なんデスけどね^^;。

(どこかのフィールドマップで)

ネス:あー、お腹すいたな…ポーラ、何か食べ物ない?
ポーラ:あるわよ、はい。
ポーラはダブルバーガーを取り出し、コンデンスミルクをかけてネスに食べさせた。
ネス:ぐはぁぁぁぁぁぁっっ!!
ポーラ:おいしい?
ネス:な、何でダブルバーガーにコンデンスミルクをかけるんだよっ!!
ポーラ:だって仕方が無いじゃない!持ってたら無意識に使っちゃうんだから。
ネス:…ふっふっふっ、そうか、そうか。だったら僕も…。
ポーラ:え…?
ネス:そういえばポーラもHP減ってるみたいだな?僕の回復アイテムをあげるよ。
ポーラ:ひ…っ!ま、まさかそれは…?!
ネス:持ってるんだから仕方が無いよなぁ、ポーラ?
ポーラ:い、イヤよ、やめてったらっ! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!

ネスはバナナを取り出し、タバスコをかけてポーラに食べさせた。

ジェフ:…怖いよ、ガウス先輩…。(ガタガタブルブル)

ナレ:そんな2人のやり取りを横目に、いつ自分に矛先が向くかとビクビク怯えながら自分の食べ物を取り出すジェフ君。

ジェフ:い、今のうちに…。
ポーラ:あ、ジェフ〜これあげる♪
ポーラはケチャップをジェフに手渡した。
ジェフ:ん?ありがとう…って、ええええええええ???
ネス:(ポンっと肩に手を置いて)ジェフ、僕たちは仲間、だよな?
ポーラ:そうそう、1人だけ蚊帳の外ってのはずるいよね〜?
ジェフ:…うううううっ。

ジェフはケチャップをかけてアーモンドもなかを食べた。

このゲーム、食べ物アイテムに調味料を加える事で効果が増すという仕様があって、しかもその組み合わせは任意に選べず、調味料は持っているだけで食べ物を使用時に勝手に使ってしまう為、ここの様な悲劇が度々起こるもので。(悪い組み合わせをした場合は効果なし及びマイナスも)

つーか、こういった笑える仕様は是非続編でも継承して欲しいものですよ。無理にストーリーを進めなくてもダラダラと遊べるのがマザーの醍醐味だと思うし。
 

 

今月購入したゲーム1:THE ミニ美女警官(ミニスケポリス)

2005年11月10日(木曜日)


何でこう、馬鹿ゲーマーって奴は進んで地雷を踏みに行きたがるかなぁ…??
低い得点の時だけは信用できると言われているファミ通のレビューでオール4、フライング購入組からも期待にそぐわない出来と太鼓判を押されているにも関わらず、
それでもまるで魅入られた様に吸い込まれてしまうんだから。

…って事で、極めてごく一部のマニアから期待を集めていたシンプルシリーズの新作、THE ミニ美女警官を購入。いやまぁ、クーポン券使って1680円で買えたとは言え、発売日に買うゲームかなぁ…とか思わなくもないんデスが、ネタになりそうなモノとあらば玉砕上等。

帰宅すると同時に、別の意味で激しい期待感を胸に、レッツプレイ…と行きたいけど、まずはマニュアルから。

ゲーム内容はメタルギアソリッド(以下MGS)シリーズ等で有名なスニーキング系のゲームで、主人公の女性警官、鮫島 桃が露出狂かオマエはとツッコミたくなる様な衣装で、単身ピロジンという麻薬を売りさばいている犯罪組織に潜入しておいかけていくというストーリーです。

そして、本作の主人公は金の亡者共の屋敷に潜り込んでいた元義賊の不良少女で、ヘマをして警察に掴まった時、
このまま死ぬか国家の犬になるかという選択を突きつけられた挙げ句、2年間の修行を経て最も危険とされる秘密警察に配属されたんだそーです。
見えない所で、
年端も行かない娘に対してなかなかエゲつない事してますな、正義の警視庁様も(´ー`)。

ともあれ、スニーキング系のゲームという事で、区切られたステージの中を敵に見つからない様に、または殺されない様にしながら目的地へたどり着くというのが基本的な流れで、一応ソリトンレーダーライクなマップはあるものの、敵の視界は見えないのであんまり役には立ちません。

武器はストーリーが進むうちに支給されますが、弾丸やその他のアイテムは現地調達…というか、基本的にマップには落ちてくれてないので、敵を倒して手に入れる事になります。

んでHPの回復方法はと言えば、敵を倒した後でたまに出てくるピロジンを奪えばバッチリ回復♪

…ちょっと待て。麻薬を拾って回復ってヤバくないか、おい(;´Д`)??

昔日本テレネットから出ていたエグザイル(アサシンが主人公のアクションRPG)だって、PC版のハシシを吸って回復という設定がヤバイからPCエンジンに移植される時は”毒”に替わっていたのに。

…もしかしてこのゲーム世界の警視庁様は、このいたいけな少女を麻薬漬けにして自分の手駒にしてやがるのですか??

そろそろこのネタはやめておくか^^;。

さて、敵への攻撃方法は、素手攻撃と武器攻撃があるんデスが、このゲームは武器が貴重品なので、殆どのシーンは素手攻撃でどうにかしていく事になります。

素手攻撃はボタン連打での格闘と、溜め攻撃の二種類あり(溜めると動きが遅くなる)、攻撃ボタンを押しっぱなしで溜めた状態で敵の背後から攻撃したら、なんと敵の股間を思いっきり蹴り上げます。

当然、情けない悲鳴と共にそのまま仰け反る敵!そして…。

「急所攻撃が決まれば無抵抗に命乞いをしてくるから、トドメを刺してしまおう」(説明書より)

…それでも人間か、おい(;´Д`)。
パニッシャーでもそこまではやらんと思うんだけど。

いやまぁ、問答無用すぎて清々しいですが、でもやっぱりサディストにしか思えません(;´Д`)。
ちなみに、
MAX溜めなら一撃死です。

つーか、殆どの場合はこれで倒していくことになるので、ステージには股間を抑えて悶絶したまま死んでいるヤクザ達の死骸が累々と。

…まさに地獄絵図(;´Д`)。

ところで、MGSの大佐よろしく、このゲームでもブリーフィングや通信で指示をしてくる上官がいる訳デスが、彼はマニュアルには爬虫類の様に冷酷なボスとか表現されてます。
…何か、
分かる様で分からない表現なんデスけど(;´Д`)。

つーか、冷酷さで言えば哺乳類も両生類も同じだっつーに。

ともあれニューゲームでスタートすると最初にブリーフィングが始まって、最近麻薬の密売で勢力を伸ばしてきた暴力団が警察署を占拠してしまったとの事。
…いや、いくら大手のヤクザ屋さんでも、
脳みそがある人なら警察署を占拠なんて暴挙はしないと思うんデスけどね。

んで、軍隊の突入が決定しているけど、このままでは警察のメンツが立たないので、ヤクザのボスを逮捕しろ。…いや、殺してもかまわん、とのたまうボス。

いやー、ここまで建前なしで本音をぶちまけてくるボスも珍しいっす(´ー`)。
…というか、落ち着け爬虫類の様に冷酷なボス。

更に、ゲーム中の音声でも「雑魚は一人一人確実に殺せ」とかゆーてくるし、冷酷と言うよりかなり血の気の多い人物の様な気がするんデスが。
まぁ、責任逃れの建前ばかりしか言わない奴よりはマシって言えばそうなのかもしんないっすけど。

んで、ヤクでラリってすっかりと気が大きくなった挙句に警察署を占拠したガイキチなヤクザ屋さん達デスが、追い詰めていくうちに更に大きな犯罪組織へと繋がっていきます。

その敵組織のボスですが、説明書によればラバーマンという奴らしいです。
そのいでたちは、
紫色の全身タイツにチャーシューの様に巻いたラバーボンテージに、お口にはギャグボール。

…ゴメンなさい。どうみてもただの変態にしか見えません(;´Д`)。ついでに、頭の先から足のつま先までマゾ仕様なのに、これで拷問が趣味のサディストと言われても想像がつきません。あと、五重塔を根城にするというセンスもサイケデリック過ぎデス。

そんなワケで、マニュアルには”かなり怪しい男”とあっさり書かれていますが、「怪しいどころの騒ぎじゃねーだろ、もっとピッタリの表現を使え!」とツッコミたくなったのは多分おいらだけではないかと(´Д`)。
まぁ、なんでも幼少時はケモノに育てられてマトモに喋れないという設定らしいから、これでも構わないんでしょーけど。

…まぁ、ストーリーのツッコミは置いておいて、とりあえず何時間か遊んで気付いたのは、このゲームはMGSの様にどれだけ敵に見つからず、更に殺さずに進むかというのでは無くて、いかに敵の不意を付き、ノーダメージで皆殺しにしていくかがポイントになってるみたいです。

従って、メタルギアソリッド、スプリンターセル、スパイフィクションと、この手のゲームにはノーキル要素があったりするもんデスが(ラスボスとかの例外は除いて)、本作に関してはそんな甘いモノはありません。敵は容赦なく殺せが合言葉です。

とは言え、主人公はあまりにも弱いので、マトモにやりあっても勝てません。
伝説の傭兵ですら、敵に取り囲まれればあっという間に死亡です。当然の事ながら、今回みたいに生地の少なすぎるセクハラ衣装に身を包んだ単独の婦人警官がランボーの真似事をやっても(もうランボーと言っても通じないんだろうなぁ…)ボコられて蜂の巣にされるだけです。

せめて無限バンダナと銃でもあればいいんデスが、当分の間は素手で戦わされるし。

んで、最初は1対1なら、適当に殴り合っても簡単に倒せるんデスが、2面以降からはサシでもなかなか勝てなくなってきます。
その為、先述した様に攻撃ボタンで溜めて背後から必殺の一撃(つまり金○ケリ)を食らわせて仕留めていくのが肝要になってくるんデスが…。
やっぱり、曲がりにも何も男性であるおいらにとっては思わず目を背けたくなる光景なので勘弁してください(;´Д`)。

つーか、このゲーム良く15歳以上推奨で済んだもんだ。
ちゃんと審査しろよ、SCEI。
不健康にも程がある仕様だろ、このゲーム。

ちなみにダメージを受けて主人公の服が段階的に破れると、その度に主人公は色っぽい声で「いや〜ん♪」、敵は大喜びして「いい身体してんじゃねーか」とイヤらしい台詞を吐きながら無防備にバンザイを始めます。
つーか、これが本作の最大のウリです^^;。

それで、確か公式HPには”最後には○○○○な姿にされてしまい、敵の○○○な視線に○○されてしまうのだ!”と書かれていたので、最後はどうなるのかとちょっと期待していたんデスが、体力がなくなって倒れた後は、武器を持っていないチンピラさん達は興味無さそうに立ち去っていき、拳銃を持ったチンピラさん達は離れた距離からもう動かない主人公の身体に延々と銃弾を撃ち込んでました。

…どうやら、さっきのバンザイは演技で、実は全員ホモみたいです。こいつら。

ただ、やっぱり服の下は水着なのでそれ程有り難味はないです。
せめて白水着でもあればなーとか思うんデスが、紺色だし。

寧ろ、破れるたびに読み込まれる長いロード時間に、脱がないモードが欲しいと切実に思う位で(笑)。PS1レベルの背景や敵に対して、主人公のモデリングはそれなりに可愛いだけにちょっと残念。

とまぁ、馬鹿ゲーとしてはネタの宝庫なのデスが、ゲームとしてはかんなりヤバいです。
つーかぶっちゃけ、このゲームを購入した8割以上はクソゲーと認識するかと。
最初から理不尽に高い難易度、長すぎる読み込み時間(特に、服を破られた時のロード時間がキツ過ぎ)、それに加えてゲームオーバー即タイトル画面、セーブ・ロードファイルは一個だけ。
コンティニューが無いが異常に辛すぎデス(´Д`)。

…ただまぁ、とにかく力押しではどうにもならないので、このバランスが緊張感と戦略性を生んでいるのも確かだし、ロード時間に耐えられてこの凶悪な難易度についていけるなら、値段分くらいは遊べるかもしれません。
ぶっちゃけ、昔エロゲで出た全っ然格闘ゲームになって無かった某バトルレイパーに比べたら、まだ全然マシな感じではあります(あっちは8,800円で、しかもスペックも結構要求してたし)。

ともあれ、やっぱりオススメはしません。
止められれば逆に意欲が沸くという捻くれものさんだけどーぞ。
パッケージに騙された人はドッキリだと思って笑ってあげてください。

毒にも薬にもっていう表現をした場合、明らかに毒です。しかも「チッ、こんなんじゃパンケーキも焼けねぇよ」ってレベルの毒。クソゲーハンター(未だにいるのかどうか知らないけど)を自負する人なら見逃す理由は無いデスが。

あと、ネタが欲しいって人もどーぞ。シンプルシリーズはそんなラインナップの宝庫です。
ぶっちゃけシンプルシリーズで本気で面白いゲームなんて、砂漠で砂金を見つける様なもんです。
THE地球防衛軍シリーズを標準クオリティと見てはいけません。アレは奇跡みたいなもんデスから。名作ギガンテックドライブとか、鉄人28号等で蓄積したノウハウがあってこそ出来たもんだし。
ラブ★シリーズなんて、殆ど例外無くモデリングだけで中身がスカスカだし…。
…閑話休題。

さて、次はお姉チャンバラ2ですかねぇ。
何だかTHE地球防衛軍2みたいに大作の予感もあるので、こっちはかんなり真っ当に期待してたりもするんですが。

■総合評価:(10段階評価)

・グラフィック:4(PSレベルとよく言われてるけど、まぁ初期のPS2用ソフトはこんなものだったので)
・ストーリー:5(キャラクターがぶっ飛んだ奴ばっかりなのが意外と楽しかった)
・サウンド:4(B級香港映画のノリ?)
・ゲームバランス:3(カメラワークと操作性は劣悪。あと難易度も凶悪に高いです。何らかの救済措置があっても良かったと思うんですけどね…)
・お買い得感:3(筆者購入価格1680円。この難易度についていける人ならまぁ、そこそこじゃなかろうかと)
・総合:4(確信犯で買っていればこんなもん。)
・プレイ時間:不明。つーか難易度が異常に高い上に救済手段はないので、苦手な人はいくらやっても無理かも。
 

 

人面疽??

2005年11月17日(木曜日)


夜もふけた頃、突然妹がドタドタドタと慌てた様子で俺の部屋にやってくる。
そして、「ほらほらほら、
これって顔みたいじゃない??」と、おもむろに足を差し出して俺に見せ付けたのが、これ。

jinmen.jpg (15067 バイト)
うわぁ、確かに顔みてぇ(;´Д`)。

つーか、キモいモノ見せんなー!!とツッコミを入れたい所だけど、実はこれって、先月野村の引退試合を一緒に見に行った時に、俺が足を踏んでしまった為に出来た傷だったりして(;´Д`)。

踏んだ時、何か妙に痛そうにしていたので、大袈裟な奴だなーとか思ってたら…。
ううっ、ゴメンよぉぉぉぉぉ(TДT)。

ま、加害者が被害者の痛みを分かってやるというのは、所詮無理って事で。
 

 

今月遊んだゲーム2:アカイイト(ベスト版)

2005年10月18日(金曜日)


去年の10月に発売されて、百合ものだと知っていながら目に付かなかったのでスルーしてたんデスが(汗)、この度廉価版が出ていたので購入。

…いや、実は第三次スパロボαも攻略中だったけど、こっちが中だるみしていたし^^;。

最近、全くエロゲをやらなくなってしまった事もあり、この手のビジュアルノベル系(表現古い?)は久々だったんデスが、結論から言えば非常に面白かったです。
まぁ、明らかに某Type Moonとかの影響は感じるし^^;、取立ててどの部分が特に優れているという作品でもなかったんですが、全体的には丁寧に作りこまれていて、ぐいぐいと引き込んでくれました。

シナリオのジャンルは田舎を舞台にした和風伝奇ホラーで、割と王道な展開と言うか意外性には欠けるものの、最初に複線を張りまくって最後まで小出しに盛り上げていくという構成は非常に丁寧に作られています。
演出に関しても、1つ1つのシーンが非常に丁寧に作りこまれており、割と地味な様で半透明やら多彩なエフェクトを駆使した、PS2ならではの機能を多用して効果的に演出されてました。

また、この手のジャンルでは非常に重要視されてくるBGMも、透明感があって非常にマッチしているのと同時に、単体でも聞き応えのある曲ばかりで、かなりのお気に入りっす。
また、声優さんの演技やSEのクオリティも高く、個人的に主人公の桂の音声は相当ハマりました(最初、烏月とサクヤは違和感あったけど慣れたし)。

テキストを切り替えるのに、イチイチ音声が終わるのを待つのを鬱陶しく思う反面で、やっぱりちゃんと聞いていたい…ってな感じで、珍しく全部の音声を聞いてしまいました。

ただ、サウンドテストが無いのが非常に悔やまれる所っすけどね。
サントラを買えって事なんだろーか…いやまぁ、買ったんデスけどね。あと、別のメモリーカードにコピーして、サウンド呼び出し用のセーブデータを作ればいいし(全23曲で、オープニングとエンディング、タイトル画面とアルバムで流れているのは要らないので、20個で充分足りる)。

ちなみに、肝心の(?)百合要素ですが、元々恋愛ゲームでも無いのと、シナリオ面では百合を主軸に置いてるワケでも無いので、行けてもせいぜい友情程度までです。

ただ、百合要素が希薄過ぎると評しているレビューもありますが、それに対しては反論の余地はかなりあります。烏月ルートとか終盤は見てる方がこっ恥ずかしくなる位のラブラブ状態だったし^^;。
まぁ、確かに恋愛物語では無いし、女性同士である事に理論的に納得できる根拠がないとダメな人や(多分、百合萌え属性の人にはいないと思うけど)、エンディングも割と淡白で、直接どーなったかという表現は無いので、想像して楽しまないプレーヤーには希薄に感じるかもしれないですが、勘違いしないで欲しいのは、「ただ単に登場人物の殆どが女の子なだけで、そういうシーンが無い」んじゃなくて、「ただ多くを語っていないだけ」です。
主人公の桂は
誘い受けの百合属性キャラ(本人無自覚)だし、ヒロインによったら、ラスボスに全霊を込めた最後の攻撃を仕掛ける前に告白してお互いの愛を確かめ合ったりとか^^;、百合好きにとってなかなか美味しいシーンは随所に散りばめられています。

ぶっちゃけキスシーンとかは無いけど、いいんです。エンディング後にそーなるのは必然みたいな形までは持ってきてくれているので、後は勝手に脳内で補完すれば(もしかしたら、この辺が家庭用の限界なのかもしんないですし)。
と言うか、流れ的にはみんなトゥルーの後は独り暮らしの桂の家に同棲してしまう展開っぽいし。
ついでに言えば、別に恋人宣言してなくても、実質上のカップルでいいんです。うん。
どっちかと言うと、ヒロイン達よりも桂自身の方が百合方向へと積極的な為、結局トゥルーでも友情程度とはいえ、案外不完全燃焼感は感じませんでした。

その一方で、和風伝奇ホラーものとしてはどうかと言えば、確かに猟奇殺人があったり、血飛沫が派手に飛んだり、32個のエンディングの約半分は主人公の死亡エンドだったり(つーか、死にすぎ)と、ゲーム中盤以降は随分と殺伐とした展開が続きますが、怖さは全くと言っていい程無いデス。
戦闘シーンの割合も随分と高いので、アクションものとしての側面の方が強い気もしました。

あと、このゲームは最大4日間ですが、この長さはダレないうちに終わる、なかなか絶妙な長さだと思いました。ヒロイン4(+1)人を全員クリアして、ようやく謎が説ける仕様になってますが、コンプリートには30時間程度かかってしまうので、決してボリュームが少ない事はないです。

アドベンチャーゲームとしてのシステム面は可もなく不可もなく。
クイックセーブとロードが無いのは時代遅れっぽいけど、システム設定、バックログ、手動、自動スキップは使い易いので良いのではないかと。出来ればセーブデータは20限定じゃなくていくらでも増やせて欲しかったデスが(メモリーカードを増やせば可能だけど)。
レスポンスも悪くは無いので、システム面でストレスが溜まる事はあまり無いかと。

まぁ、そんなこんなで、割と全体的にそつ無く作られてはいるんデスが、やっぱり不満点も色々と出てくるもので…。

まず、シナリオの繋がりに関して手抜きが目立ちます。ある程度は矛盾が無い様にされてはいるものの、実際には見ていないのに見た事になっているイベントとかも出てきてるし。他にも、葛ルートで烏月が「桂さん」と呼んだりとシナリオのバクの様なものも見られたしで。
あと助詞関連で、誤字脱字がかなり多いです。台詞に関してもテキストが誤字で、喋ってる台詞は合ってるという、典型的なアレもあるし。

つーか、アフレコの時に声優さんやエンジニアさんに指摘されるのはすんごく恥ずかしいっす^^;。

まぁ、作る方の立場で言えば無くしてるつもりが何故か無くならないのがこの手の細かい誤字なんデスが^^;、ただ初回版ならともかく、1年間も時間が空いているのに廉価版を出す時にスクリプトを修正できなかったのかなーとは思いました。

ストーリー内容もよく言えばバランスが取れているんでしょうけど、悪く言ってしまえばコンビニで売っている幕の内弁当です。和風伝奇ものとしても百合物語としても中途半端で、女の子同士なのは結果論と主張している割には、結局は百合好き頼みになってしまってる観は拭えません。
まぁ、キャラクターは非常に魅力的なんデスけどね。

あと、スクリプト書いた人は文章の表現力は上手いと思いましたけど、ちょっとクド過ぎてテンポを損ねているのはどーかと。もう既に結論が明白な事を、延々と比喩表現を重ねてもったいぶっているのは苛立ちを感じさせられましたし。

あと、玉手箱も物足りないです。
サウンドモードが無いのは先述しましたけど、CGに関しても立ち絵鑑賞モードが欲しかった所。
個別のアルバムでランダムに出るのだと不親切だし。
ともあれ、百合好きな人には間違いなくお勧めできるゲームです。通常版だとある程度はユーザーを限定したかもしれませんが、廉価版が出た今は手広く勧められるかなーと。

元々フルプライスで発売されたゲームだし、ボリュームも内容も値段以上は確実に感じられるハズだし、下手なPCからの移植作品を買うよりは遥かにいいかと。純粋にPS2用で作られたゲームなので、シナリオに歪みも感じないですし。

ただ、遊んでいるうちにビジュアルファンブックとサントラCDとついでにドラマCDも欲しくなってしまい、結局約8000円分の追加支出があったのも付け加えておくとして(汗)。

ともあれ、しばらくスパロボを中断してハマってました。1周がそう長くは無い上に分岐図があって分かりやすいので、珍しくコンプリートする気になったし。

新作が出たら、今度は発売日に買いたいデスね。
…ただ、
また百合ものにはしてくだせいよ?
何かインタビューとか見ていると、たまたま女の子を主人公にしたかっただけで、別に百合作品のつもりでは無かったみたいだし。

あと、今回のレビューに併せて攻略メモを別ページに載せます(ゴメン準備中)
ビジュアルファンブックの攻略記事があまり役に立たない様なので(性質上、ネタバレが強すぎるのでクリアまでは見ない方がいいし)、今更ながら役に立つかもしれないので。

■総合評価:(10段階評価)

・グラフィック:7(背景は綺麗だけど、キャラの方が原画も塗りも少々甘い気が。今の18禁ゲームのキリ水準と比べると及第点程度)
・ストーリー:8(粗さやテンポの悪さがやや気になるものの、序盤に畳み掛ける様に複線をバラまいて、先が気になって仕方が無いと思わせる盛り上げ方は上手いなーと)
・サウンド:9(透明感のある音楽は素晴らしいっす。あと、音声や効果音もほぼ文句なし)
・ゲームバランス:7(結構意地の悪い分岐仕様なので、難易度は高め。分岐図は参考にはなるけど、街やかまいたち2の様に自由にジャンプできないのは痛い)
・お買い得感:10(筆者購入価格2100円。廉価版としては文句なし。通常価格版の場合は−2点。いずれもボリュームはあるので、損はしないと思う)
・総合:9(百合好きって事で+1点って感じ^^;。ただ、全体的には高レベルだと思うので)
・プレイ時間:音声をちゃんと聞きながら、自力のコンプリートで30時間程度。ダレてくる直前位に終わるので、割とちょうどいい感じ。
 

 

今月遊んだゲーム3:ソウルキャリバー3

2005年11月23日(水曜日)


実はソウルシリーズを購入するのは実は初代のソウルエッジ以来だったりするんデスが、キャラクタークリエイトに興味が沸いたので購入してみる。

久々に遊ぶという事で懐かしさは勿論感じたんデスが、その他にガードがボタンだったり、リングアウトがあったりと、何か黎明期の3D格闘ゲームの雰囲気が残っているのにも、
妙なノスタルジックさを感じたりして(笑)。

いや、ただ単にバーチャファイターやってないだけだろうという話もあるけど。

それはともかく、元々映像の美麗さには定評のある同シリーズの最新作だけあって、グラフィックは非常に綺麗です。
…綺麗なんデスけど、ただ半年以上前に出た鉄拳5と比べてそんなに差は感じなかったので、この辺がPS2の限界辺りなのかもしんないっすね。
全体的に地味な所為か、ステージに関しては鉄拳5の方が綺麗に感じました。鉄拳5の月下とかセメタリーとかみたいに、「おおおっ」と思わせるインパクトのある場所が無かったので。

でも、キャラクターのモデリングはやっぱり凄いと思いましたけどね。
昔と比べると、薄っぺらかった武器に重量感が感じられるのがいいなぁと。

ついでに、キャラクターのボリュームも凄いです。40人近くのメインキャラの他にも、ボーナスキャラが20人近くいるし、アイテムショップの看板娘3人までがプレーヤーキャラで入っていたのは感服しました(笑)。これにエディットを加えると、本当に底が見えないボリュームと言えるのではないかと。

また、プレイ回数やモードクリアで出てくる隠し要素が底知れずに多いのも、最初は鬱陶しいとも思ったものの、遊んでいるうちに楽しみになってきました。
いい加減出尽くしたと思っても、まだまだ出てくるので、隠し要素が出てくるのをワクワクしながらプレイするのもまた魅力の1つって所でしょーか。

さて、肝心のゲーム内容はと言えば…。

まず、多分メインになっているストーリーモードですけど、分岐が多くて面白い事は面白いものの、数キャラ分こなすと飽きてきます(汗)。結局、共通の基幹のストーリーに、あとは少しだけ個別イベントが付いている程度なので、後々になってくると同じ様な展開になってしまうし。
エンディングも淡白な上に1つだけしかないので(途中のアクションで分岐するけど)、その辺がちょっと残念。どうせなら完全なマルチエンディングにして、展開によってラスボスも結末も全然違うものが用意されていればやり込み度は増したんでしょうけど(PS2で出たギルティギアXXのストーリーモードが割といい例かと)。

まぁそれでも、3D格闘ゲームのストーリーモードとしては、初めてまともに「ストーリーモード」と名乗れるようになったかなーとは思いますけどね^^;。

一方で、オマケ要素のロストクロニクルズですが、こちらは期待していない所か、鉄拳5のウィズインにウンザリしていたのでかったるいと思っていたんデスが、これが意外と面白かったです。
確かにロード時間は長いし難易度も高めですが、エディットしたキャラを使って遊ぶのが楽しかったし、ストーリー性も結構高いしで。

また、プレイ時間も10時間以上はたっぷりと遊べるので、ボリュームも申し分なしです。
ただ、出来れば最大5人でなくて、10人位のキャラを出撃させたかったというのは感じましたが。

そして、今作のウリのひとつになっているキャラクリは、過剰な期待をしなけければ非常に面白くてハマります。正直、これがメインモードと言っても過言ではない位に。
工夫次第で自分の思い通りのキャラが作れるし、作ったキャラでロストクロニクルズを遊んだら愛着も湧いてくるしで。
また下着姿だけでも成り立つという自由度から、裸エプロン風とか、巫女服上だけみたいな随分とフェチなのも作れて、
非常に面白イヤらしい仕様になっています(笑)。

ただ、装備するパーツそのものはびっくりする程多いんデスが、体格が男女で1種類固定なのと、声も少年(少女)1、2と壮年、熟年の4種類しかなく、顔も14種類くらいある割には使い物になるのが殆ど無いので、どんなキャラを作って来ても何となく似通ってきてしまうのが難点です。
また、髪型とかパーツについても似た様なものが多かったり、定番パーツが無かったりするので、アニメやゲームのキャラを作る時に行き詰まりやすいですし。

とりあえず、不満点をまとめると以下のような感じで。
・体格が1種類のみしかないので同じ様なキャラばかりになりがち。
・音声が4種類のみは寂しい。つーか、少年(少女)と壮年(婦人)で差が開きすぎ。
・髪型の選択の余地が少なすぎ。つーか、モヒカンがあってロングストレートとか無いのはどういう了見だと(KOS−MOSのは特殊な部類)。
・カラーの自由度が低い。
・性格は寧ろ自由に選ばせて欲しい気が。
・クラスチェンジさせてよ。最初に選んだらもう変更が利かない理由が思いつかない。
・やっぱり作成可能が10体じゃ足りない。ユーザーに任意で増設させて欲しい。

…ま、こーいうのは積み重ねて増築していくものでしょうけどね。
とりあえず、最初のバージョンでここまで遊べるレベルなら万々歳とすべきとは思いました。

あと、キャラクリの要素が少しずつ増えていくシステムはどうかと思わなくもないんデスけどね。武器、防具、アクセサリー等はまぁともかくとして、顔とか職業とかは最初から揃えておくべきなのでは??特に職業は最初に選んだら変更できないので、ロストクロニクルズをデータ引継ぎで周回プレイする時に致命的な難点になってしまってます(上級職で2周目をやる場合は、また1週目からキャラを作り直してやり直し)。
従って、ロストクロニクルズをやる時は、他のモードを遊びこんでサムライ、ナイト、ソードマスターの上級職が出てきてからの方が無難です。

ちなみに、このキャリバー3も鉄拳5みたいにパーツやらモードやらを増やすのにゴールドを集めて購入するシステムになっているんデスが、鉄拳5と比べれば全然マシです。ゴールドが溜まる要素が多いのと、普通にストーリーモードとか遊んでいたらそこそこ溜まるので。

んで、このシリーズはエロ目的で買ってしまう人も少なくはないと思いますが(笑)、確かに前作に比べるとスカートのめくれ具合や、胸の揺れ具合が今までと比べて落ち着いてきてるものの、総合的に言えば今作はサービス過剰気味だった今までに比べても、かんなりエロ要素満載です。

その中心はやっぱりエディットなんデスが、レギュラーキャラも色をある程度自由に変更できますし、しかも、キャラによってはLR押しっ放しで武器を選ぶと、隠しカラーエディットでぱんつの色を変更できたりと、サービス精神は非常に豊富です(笑)。
ついでにエディットキャラは拡大制限が甘くてプレビュー画面で結構アップにも出来るし、18推のランブルローズと比べても、自分好みのキャラが作れるという意味だと負けないエロさはあると思います。いや、マジで良く12歳以上で通ったなーと思ったり。

エディットに関してはあんまり調べなかったんでしょーかね??

とまぁ、ボリューム満点&サービス満点でお腹一杯な気分にさせてくれる本作ですが、不満がないかと言われれば、結構出てきたりするんデスけどね、これが。

まず、ロード時間が長いのが困りもの。
ストーリーモードやロストクロニクルの最初にまとまった読み込み時間があるのはまぁともかくとして、対戦と対戦の合間に6秒程度の読み込み時間があるのは、正直どーにかならなかったのかと。
ついでに、ショップやキャラクリの時のアイテムの読み込みも相当キツいです(;´Д`)。
お陰で、アイテムを見ながら買っていくなんて気が狂いそうで無理っす(;´Д`)。
確かに昔のゲームはそうだったかもしんないですが、鉄拳5とかと比べると明らかに快適さが劣るので、今時ちょっとキツい仕様ですかね。

あと、今作は随分と削られたみたいで、キャラの技が少ないです。
元々3D格闘系は技が多すぎて使い切れないって感じだったんですが、今回はそんな筆者でも少なすぎて物足りなくなるレベルなので。キャラの数が多いのと、エディットで多数の流派を用意したから、密度が薄くなってしまったのかなーという気もしないでもないです。

そして、モードは豊富なのに、1P対戦プレイが不親切すぎ。

VSモードで対CPUが出来ないので、好きなキャラを選んで対戦が出来ないのは地味に痛いです(トレーニングモードでやればいいんだろうけど)。
ついでにランダムでキャラクリできるなら、それだけで遊ぶモードも欲しかったし。ついでにチームバトルとか、そういうお約束のモードも無いのが残念かなーと。

あと、やっぱりズーム制限が厳しいです。鉄拳5も常に引いた感じになってましたけど。
エロ規制なのかもしんないけど、初代ソウルエッジ位の拡大は出来ないとちょっと迫力がなーと。
…まぁ、
ランブルローズ並なら18推確定でしょうけど(笑)。

そして、今回は随分とバクが多いみたいっすね。
逆さ起き上がりとかの面白イヤらしいのはともかくとして、
メモリーカードのデータ破壊に関わるものまであるみたいで(下記参照)、ツメが甘かったなーと。

*ロストクロニクルのセーブデータが入ったメモリーカードで、他のデータを削除するとセーブデータが壊れてしまうみたいっす。…ソウルキャリバー3プレイ中に新品のメモリーカードを買う機会があったので購入して試したら、見事に壊れました(TДT)。他のデータも巻き添えっていう話もあるみたいデスが、確認できたのはこのゲームのセーブデータのみっす。

再現性が極めて高いメモリーカードがらみのバグはヤバい気がするんデスけどね(;´Д`)。
つーか、
これリコールになってもおかしくないレベルだと思うんデスが。

*一応、ナムコに連絡したら交換してもらえるみたいです。

…ともあれ、名作にはもう一歩だけ作りこみ(あとバグフィックス)が足りないって感じなのが惜しいですかね。ボリュームとサービス精神は素晴らしいと思うので、次回作も頑張って欲しい所デスが。

■総合評価:(10段階評価)

・グラフィック:9(今までと比べてそこまで革新的な驚きは無いけど、やっぱり綺麗)
・ストーリー:7(ボリュームの割には淡白。もっとキャラ同士の絡みがあっても良かった気がする)
・サウンド:8(音質は非常に良好。ただし、今までの使いまわしが目立つ様な…)
・ゲームバランス:8(ややイージー寄りの難易度で、初心者には良好かと)
・お買い得感:9(今までの3D格闘ゲームと比べると圧倒的なボリューム)
・総合:9(粗はあるけど概ね満足。とにかくお腹一杯になるまで遊べるし)
・プレイ時間:ボリューム感は抜群。全ての隠し要素を出して遊び尽くすのには数十時間かかる。
 

 

男のサケ

2005年11月27日(日曜日)


先月買って来たザ・マッカラン12年は、父親に半分以上飲まれてあっさりと無くなってしまったので、今度はザ・グレンリベット12年を買って来る。

ザ・グレンリベットは、スペイサイドにある世界最古のディステラリー(蒸留所)で作られた、スコッチの父とも呼ばれるシングルモルトウィスキー。
元々マッカランとどっちにするか悩んでいたし、次に飲むのはこれしかないと考える反面で、味の違いが分かるのかなーと正直心配していたんだけど…。

うあっ、辛い。
マッカランがまろやか過ぎたのか、こっちは舌がピリピリする辛さ。
ウィスキーの甘口、辛口という概念があんまり理解できてなかったんだけど、あー、そういう事かと。
スモーキーな感じはしないけど、硬派な味。

まぁ
所謂、男のサケっすね。
「男はスコッチ。そしてシングルモルトよ」と気取りたい人は、是非チャレンジしてみてください。

ちなみに、漫画『Bar.レモンハート』では、グレンリベットで水割りを注文する客には帰ってもらっていたという描写があるけど、ゴメン。おいらも追い返されそうです(;´Д`)。

次はバーバリープレミアムか、ダンヒルオールドマスター辺りで。
どっちでもインテリアになりそうだし(笑)。
  

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